Q. アナリストって、何なの? 




A. 直訳すると、分析家ですが、いろいろなアナリストがいます。一般的には企業調査をする人達のことを指します。また、政治アナリストや軍事アナリストと自称している人達もおります。ただ、株価や為替のチャートを分析する人達は、アナリストではなく、チャーチスト、経済を分析する人達はエコノミストと言われます。また、最近では、総合的に金融商品の助言をする人達を、ファイナンシャルプランナーと、呼んでいます。


企業調査をする、いわゆるアナリストは、医師や公認会計士のような国家試験があるわけでもありません。業界団体として、社団法人日本証券アナリスト協会が、業界全体の向上のためアナリスト試験を実施しており、試験に合格すると検定会員として認めています。ただ、持っていなければ駄目ということもなく、日経金融新聞やエコノミストが発表するアナリストランキングで上位の人でも、検定会員でない人も大勢います。

企業調査アナリストは、担当業種、もしくは担当企業を決め、当該企業の業績の方向性を常に観察・分析しています。その分析と株価との乖離があると判断した場合に、意見として株価はこうあるべきだろうと、資金を株式で運用する機関投資家や個人投資家に、主張します。つまり、株式市場の公正価格形成に貢献しているわけです。この公正価格ですが、算数のように正しい答えが一つあるわけではありません。株式市場参加者の意思の結果が、株価に反映されているわけですが、金利や為替、技術の進歩、日本を含む国際社会情勢の変化で、めまぐるしく常に変化しているのが、現実の姿です。

アナリストの見通しは、勿論見通しですから、結果として見通しが誤るケースも多々あります。機関投資家も含め投資者はアナリストの意見を参考にしながら、最終判断は自分自身で投資をするわけですから、アナリストは投資の結果について責任を負いません。だがらこそ、優秀なアナリストは人気が高く、前述のようにアナリストランキング、というものがあるわけです。