Q. 景気動向指数
A. 景気動向指数は、景気を総合的に判断するものです。この指数は1つではなく、先行系列、一致系列、遅行系列の3系列で成り立っています。先行系列で示される先行指数は、景気の山に対して5ヵ月程度、谷に対して2カ月程度先行、一致指数は、3ヶ月間程度50%を上回っていれば景気拡大、3ヶ月間程度50%を下回っていれば景気後退、遅行指数は景気の山に対して6ヶ月、谷に対して12ヶ月程度遅行しているといわれます。
先行系列、一致系列、遅行系列での採用経済指標は、以下の通り。
先行指標−生産者製品在庫率指数、原材料在庫率指数、学卒を除く新規求人数、船舶・電力を除く民需の機械受注、建築着工床面積、新設住宅着工床面積、建設工事手持ち月数、耐久消費財出荷指数、日経42種商品指数、マネーサプライ、収益環境指数、投資環境指数、中小企業業況判断来期見通し。
一致系列−鉱工業生産指数、製造業原材料消費指数、電力消費量、製造業稼動率指数、製造業労働率指数、輸送機械を除く投資財出荷指数、全産業経常利益、製造業中小企業売上高、学卒を除く有効求人倍率。
遅効系列−生産者製品在庫指数、原材料在庫指数、製造業常用雇用指数、実質法人企業設備投資、家計消費支出、法人税収入(この指標は逆に計算)、全国銀行貸出約定平均金利
各系列での計算式は、各指標について、当該数字が3ヶ月前と比較して増加している場合を、+、減少している場合を、−としてカウントするという計算だが、細かくは以下の通り。
景気動向指数=(拡張系列の数+横ばい系列の数×0.5)/採用系列数×100(%)